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社名のランコムシステムとは、Running computer からRuncomと命名いたしました。止まらないで走り続ける業務を止めないコンピュータという意味を込めた社名としております。

わたしは、以前勤めていた富士ゼロックスで長年、中小企業にとって、安心して業務に使えるインターネットはどうあるべきかをスタディーしてまいりました。
富士ゼロックスでは、中小企業の皆様が安心しでパソコンを利用できるように外敵からオフィスのパソコンを守るFirewall機能に特化したサービスの事業企画をいたしました。
その経験から、オフィスだけでなくどこにいても外敵からお客様のデスクトップを守るeTotal Service というサービスを2010年より提供開始いたしました。これはデーターセンターでパソコンのデスクトップを運用管理する仕組みのためパソコンを紛失しても情報漏えいの全く心配のないシステムです。この究極のサービスを月額12,000円で提供いたしました。このサービスは、大手企業をクライアントに持ちコンフィデンシャルな情報を扱われる特許事務所さまを主たるお客様として展開してまいりました。

2013年からは、お客様オフィスでお使いの基幹の業務サーバーやファイルサーバーをそっくりそのまま安全なデーターセンター※1に移行して運用することで、オフィスが火災や震災にあっても、業務を止めることなく継続できる「良いことずくめ、オフィスまるごとクラウドへ移行」サービスをご提供しております。

日本は地震の多発国であり、将来起こると予測されている南海トラフ地震による大きな被害も想定されております。そのような震災が起こる前に事業継続プランを立て社内の基幹の業務サーバーやファイルサーバーを安全なデーターセンターへのハウジング※2移行をお勧めしております。大手企業は、10年以上前から基幹の業務サーバーやファイルサーバーをデーターセンターへハウジング移行しております。日本データーセンター協会によると、日本全体のサーバー台数の4分の一はデーターセンターで運用管理されているそうです。特に東日本大震災以降データーセンターの利用は、年率10%近く増加しているそうです。

従来型のデーターセンターへのハウジングは、初期費用、月額費用共に多大な費用がかかったため大手企業しかなかなか手が出なかったと思われます。しかし、最近は仮想化技術を使ったクラウドデーターセンター(クラウド型データーセンター)が、普及し始めております。特にAmazon が、世界で最初に始めたAWS(Amazon Web Service)は、仮想コンピュータの時間単位の従量課金でのサービスです。
弊社もAmazon AWSを使うことによりお客様事務所とAmazon AWSのデーターセンターとの間をIPsecのVPNで安価に結ぶことができるため利用しております。安定した回線が必要な場合は、専用回線で結ぶこともできます。1CPUから16CPUまで、主記憶も244GBまで増設することが可能です。より強力なコンピュータパワーを利用したい場合は、16CPUのものを並列で稼動させることもできるようです。
また、Amazonには容量に関係なく収容できるAmazon S3 ( Simple Storage service)というサービスがあります。これは3箇所以上のデーターセンターにファイルを同時に書き込み同時に2箇所のデーターセンターが壊れてもデータが保全されるというSLAでeleven nine(99.999999999%)を保証しているサービスです。

この様な機能を持ったクラウドデーターセンターのセキュリティレベル※3と同等のレベルにするためには、自前ではもちろん従来のデーターセンターに自社の機器を持ち込んで運用管理するハウジングでも、莫大なコストがかかります。 是非、災害の起きる前に貴社の社内サーバーをクラウドデーターセンターへの移行をご検討頂ければと願っております。

株式会社ランコムシステムズ
代表取締役 金子 孝治


※1: 企業や個人から預かったデータを預かってくれる専用の施設です。建物の中には、コンピュータサーバーが、何千台、何万台と設置されインターネットによって外部と接続されています。

※2: 顧客の通信機器やサーバなどを、回線設備の整った施設に設置するサービス。
通信事業者やインターネットサービスプロバイダ、ハウジングサービス専業の事業者などが行っているサービスで、高速な回線や耐震設備、安定した電源設備などを自前で揃えるよりも安価に提供する。事業者によっては、機器の保守や監視、データのバックアップなどの付加サービスを請け負うところもある。機器の設置される施設をデータセンター(Data Center)という。ハウジングサービスでは、サーバなどの機器は原則として顧客が持ち込んだものを使い、事業者は場所と回線、電源などを提供する。
※3: Amazon Security Center http://aws.amazon.com/jp/security/